名刺入れカバー

震災被害

名刺入れが破損!

東北関東大震災による我が家の被害はほとんど無いに等しいものだったが、
唯一壊れた物があります。
棚の上から落下した本の衝撃で机の上にあった名刺入れが割れました。


名刺入れが割れる?と思うかもしれませんので説明しますと・・・
今、仕事を頂いている会社専用の物をハンディタイプで創っていて、素材がプラスティック製の物だったので、衝撃で背の部分がバリバリに割れてしまったのですね。

カバーで防げるのか?

同じ事が起こって、カバーで防ぐ事ができるかわかりませんが、プラそのまんまでは味気ないし、この間創った長財布とかコインケースの納め方のバージョンアップもあるので、震災後の復帰も兼ねて創ってみました。

これは完成形!

課題は縁の納め方「へり返し」

形状は少し大きめのブックカバーという感じなので、パーツはシンプルに3パーツ+1

  • 表の革
  • 内側の両サイド、カードホルダーの左右表紙を差し込む部分のパーツ
  • 薄めの皮なので内側にも同じ革を貼っています・・・これが「+1」
ヘリ返し

「ヘリ返し」とは、市販の定期入れや小銭入れを見るとよくある納め方ですが、表の革を完成サイズより一回り大きく裁断し、内側のパーツをセットした後に、はみ出た部分を内側に巻き込んで、コバを出さない様な納め方です。
当然角部分はダブってくるので、角アールを取り、返した縁はキレイに皺を寄せながら納めます。良い財布はこの皺がとてもきれいに仕上がっていますが、量産品の財布はある程度のブランド物であってもメイドインアジア方面だと結構いい加減です。

とりあえずやってみる

独学のハンドメイドでは、それしか上達の方法はありませんからへたくそでもとりあえず形にする。失敗する。で、やり方を修正するか、出来るまで続ける。
この2種類しか無いと思ってます。

  • 寄せに関しては、今回は30点かな・・・
ポイントは

1つは、先程の「角の寄せ」接着剤を付け、目打ちを使って皺を創っていきます。
もう1つは、縫い目。
へりを返すという事は、縫い目を表にキレイに見せたいので、表から縫うと、返したヘリの端が縫う時に下になってしまい見えない!
もちろん、ネンでガイドを引いても、場所によっては若干のずれがあったりするので、ここは眼力で端のラインをなんとか見極めるしかない!あとは添えた手の指先の感覚でしょうか?

結果は

想像通り

縫っている時に「あっ!、ヤバいかも・・・・でも革だから縫い直し出来ない!」と、そのまま行ってしまうと、やはりギリギリoff the line! と言う所が2カ所程、惜しいが、外れたら商品にはなりません。0.2ミリも2ミリも一緒です。
今回は自分用なので、ステッチをダブルにして使います。
持って歩かないし、いいか。