超軽量ドッグキャリーのつくり方
ヒントはテント!
軽量ならではの問題点
いよいよ完成形の紹介ですが、ただ軽量バッグを作るのは簡単です。
課題は
- 持ち運び時の4.5キロの重さに耐えられる構造
- 機内で床に置いた時の居住性=十分な高さと幅がキープできる構造
- そして軽い
この3点に尽きると考えていました。
これを解決する方法として考えていたのはカーボンフレーム等のドーム型テント。
↑こんなヤツですね。
しかし、手作りでローコストに作るには、そんなフレームも使えないし
たいていのテントは正方形にの床面のものが多い。
これは構造上一番効率よく形をキープできるからではないかと思うのだけど、今回はキャリーの機能も満たさなければならないのでどうしても長方形になってしまう。
そこで、こんなかたちになりました
アバラ骨?
これはドームの天井部分です。
胴に縫いつけた4本のベルト芯とそれとクロスする形で通した1本の芯。
まるで、アバラ骨の構造ですね。
上の写真は逆さま状態なので、元に戻すとこんな感じです。
入口を開けた状態なのでかなり潰れてますね。
ちなみに、底は内装部分が二重になっていて、ベルポーレンとスタイロを張り合わせた物を仕込んでいます。多少の断熱、保温効果も期待できると思います。
で、このファスナーを閉じると・・・・
どうでしょう、ちゃんと形がキープ出来てます!
実は改良しました
最終形は上の画像ですが、実はこの前の段階があったのです。
最初は背骨パーツが無い状態で一応完成させました。
まあ、9割型イメージ通りなのですが、若干長手方向が詰まっています。
ドームの天井部分に張りがないというか、遊びがあってもいいとは思いますが、何かスッキリ来ない・・・
個人的にはこういうクタっとしたバッグは好きですが、このバッグは行ってみれば移動式のワンコの家です、天井がだらんとしているのは、中から見たらちょっとブルーになるかもしれない。
と、そんな気がしてきたら、もう手直ししないと気が済まない。
そこで、背骨パーツが加えられました。