修理依頼

今からちょうど3年前に納品した定番型のトートバッグの修理依頼を頂きました

定番型のブラウンレザー|トートバッグ


これが3年前納品時に撮った画像
肉厚だけど柔らかい、いい感じの牛革でした。

当時の同僚からのオーダーでしたが、私が辞めて1年以上経ちましたがずっと使ってくれていたらしく、持ち手の内側に使用していた生地がぼろぼろになってしまったということで、受け取りに行って来ました。

こんなになるまで・・・・


本体の革に関してはもう1つ持っているバッグと交代で使っていたので全く劣化は見られません。
通常底の角部分や、縁周り等は色もあせて来てしまったり、こすれてはげてしまったりする物ですが、大切に使ってくれていたようです。




修理部分はこの持ち手の部分です。


これは作り方にも少し反省点がありました。
使用しているミシンの性能もあり、革がなるべく重ならない様にと、ベースは布を補強した裏を作り、革は取り付けに関わらない部分へ縫い付けたデザインにしていました。
この布を使った持ち手のベースが痛んでしまいました!!

ご覧の通り、ボロボロです。



修理はこのベース生地部分を革に交換して、オールレザーの持ち手にします。
私の腕も3年前よりは少しは上がっていると思いますので、この方法で何も問題はありません。

カバンを預かり、そのまま革屋さんへ直行!
色の合う革を選んで準備完了です。


先ずは解体です!

とりあえず大胆に持ち手をブチッと外しちゃいました!
表と裏側を忘れ無いようにしないとです。

次は縁の糸を解いて、革と内装をばらします

こんな感じになりました。

ここまで来ると内装生地も多少傷みがあるし、交換したくなりますが
ガマンして部分的な補修で対応しようと思います。



今日は用事が出来たのでここまでです。
あわてても良い事無いので、キレイに仕上げる事を頭において丁寧な仕事を目指します〜