インポート生地を使ったトートバッグの作り方

前回の続きです、好評の理由とは?

このフナ底の様な形はオリジナルです

底が両サイドのマチ部分に丸くのびて来ているバッグはよくブランド物のショルダー
バッグなどで見るタイプですね。
それの六角形版と言っても良いかもしれませんが、今回底を六角形で作ってみてわかった事があります。

超安定型トート



斜から見るとこんな感じですが、このバッグの底以外は芯を貼ったインポートの生地と11号位のカラー帆布です。
それにしては、このバッグは安定感が普通のツマミマチのトートは比べ物にならないくらい良いんです。


恐らく、この底の六角形の各辺の寸法や胴の斜めの具合等は立体的に計算して出した寸法で裁断しているため、縫製した時点でかちっと決まる様になっているんです。


よく「LL○ーン」とかのトートでも似た様な形状の物がありますが、あれはマチを作る際に余った部分を単純に外側に折り曲げているから全体がへたった状態で三角部分が折れてこんな感じの見え方になっているのではないかと分析します。



そういう物に比べるとこのフナ底バッグはいわゆる「立体裁断」的なものなので形もしっくりして使いやすいのではないかと思っています。
オーナーさんの話では「底が真っ平らでは無いけれど、それを感じさせない安定感がある、A4サイズもきちっと入るし」とお褒めの言葉を頂きました。

持ち手は底と同じワインレッドの革で作っています。
この革、厚みがあって、でも弾力もある、持った感じも手になじむいい感じです。
長さは、一般的な長さよりも、オーナーさんの好みに合わせてやや長めに作っています。

こういったサイズの微妙な調整をしているから余計にしっくりするのかもしれませんね。


持ち手やベロを留めているカシメは、表の柄に影響しない様内側からあらかじめ留めておいて、最後に内装と外装をドッキングさせてます。

と、今改めて見ると、自分で言うのもなんですが、色々気を使って作ったカバンです。

このバッグも定番に加えようかと検討してます。
どうですかね?

使ってみたいと思う人〜!!
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